ひじきはタバコよりも有害!って噂話は本当なの?



ひじきの損失余命

 

 

では、ひじきを食べているとどれだけ身体に悪いのでしょうか?その目安のひとつとして「損失余命」があります。「損失余命」とは、ある年齢からある年齢の期間に、ある行為をする、ある生活態度をとる、意図しない危険原因に曝されることなどから、その後の死亡率が高まって、失ってしまう平均余命のことです。これはWHOが取り入れている考え方です。

 

この場合は「ひじきを食べることによる損失余命」ということになります。英国食品規格庁の勧告をしってしまうと気になる人もいるでしょう。つまり、ひじきによってどのくらい寿命が縮まるかということです。

 

別での代表的な損失余命として、タバコを1本吸うと12分縮まる、コーヒーを1杯飲むと20秒縮まる、ソーセージを1本食べると25秒縮まるなどが知られています。

 

さて、ひじきの損失余命ですが、小鉢1杯分の摂取で58分縮まると言われています。そうするとタバコより損失が大きいということになり、まさに表題にあるように「ひじきはタバコよりも有害」という説が広まったようです。

 

こうした損失余命を意識して、好きなものを食べないのか?好きなものはやはり食べるのか?こういう話になってくると思います。違う観点もあります。肉の脂身を食べると太る~太ると健康に悪い~病気になりやすい~寿命が縮む、という考え方です。従来は損失余命という言葉はなくて、一般論としてこのように考えていたわけです。しかし、数字で具体的に示されると考えてしまいそうですね。